対価
来週5/23(木)発売されるペーパーマリオRPGを
楽しみにしている森山です.
20年前にハマったゲームのリメイク,
心が躍っています(^^)v
さて,塾のブログなのでゲームのことだけ話していてもダメなので……
趣味と呼べるかは疑問ですが,テーブルゲームを遊ぶことが多いです.
将棋,がその一つの例です.
休みの日にオンラインで将棋を指すこともありますが,
最近,その自分で指した将棋を振り返ってみると,
「大勝する」か「大敗する」のどちらかです.
互角な形勢の将棋の難解なねじり合いを制して辛勝・惜敗する,
というケースもないわけではないですが,
ほとんどはこのケースよりも大勝・大敗のケースが私には多いです.
大勝・大敗で決着する対局のほとんどは
「知識」の差に由来するのがほとんどです.
特に,激しい展開の将棋になればなるほど,
その局面ごとの知識の深さが重要になります.
例えば,「横歩取り☖4五角」という戦法があります.
この作戦はやや無理筋な後手番の猛攻を先手がしのぎ切ることが
できるかどうか,という戦いになるのですが,
この作戦は現在では正しく指せば先手優勢になると
結論が出ています.
しかし,「正しく指せば」というのが大きなポイントで,
先手が1手でも間違えてしまうと,
先手優勢になるはずが互角~後手優勢になって,
アマチュアレベルだと先手が勝ちにくい将棋になってしまいます.
では「正しく指す」ためにはどうすればよいのでしょうか?
それは「正しい対応を勉強する」しかないのです.
「横歩取り☖4五角」という作戦を解説した棋書としては,
在りし日の羽生善治九段が表した『羽生の頭脳』があるので,
それを読んで勉強するのも一つの方法ですね.
また,昨今は無料で高性能な将棋AIを入手できるので,
AIに対策を教えてもらう,というのも一つの方法です.
ところで,将棋をあまり知らない人からすれば,
「なぜそこまでして勉強しようと思うのか?」と
疑問に思われるかもしれませんね.
単純なことです.
「もっと強くなりたいから.」
これだけです.
今の自分の持っている知識・技術だけでレベルアップしていけるような,
そんな甘い話はありません.
レベルアップしたければ,
時には新たな知識をインプットしたり,
時には技術をブラッシュアップしたり……
時には自分のスタイルと違うものに触発されたり……
時には新たなワザを実戦に投入したり……
そんなことが必要でしょう.
必要な準備をすることなく報酬だけを得られるような,
そんな甘い話はないのです.
これは何も将棋に限った話ではないでしょう.
テスト勉強,受験勉強,部活,……
なんでも同じことのように思います.
さて,高校生の皆さん.
1か月後には定期試験がやってきますね.
Are you ready?
高等部泉中央校 森山 昇平